This blog used to be my strange random blog, but now I will use this as a place to update the rest of the journey fighting ovarian cancer.
今後はこのブログを通して、私の残りの闘病と、状況のアップデートをしていきたいと思います。
Friday, November 26, 2010
11月の大雪
大雪と言っても、20cmくらいだけどさ。
シアトルは、そんなに雪が降るような町ではないので、除雪車や塩を撒くトラックがほとんどないので、雪が降るとすぐに市内全体の昨日がストップしてしまう。
実際、この雪で、2日間くらい、バスは止まるは、会社もお休みになるわ、店はしまるわ、というかんじ。
雪は結構好きな方で、雪化粧した町を見るのも好き。ワクワクする。
でも、そんな私も、−10℃が2日間くらい続くと、けっこう厳しいモノがあった。家に居て靴下3枚は居てパンツ2枚はいて、セーター2枚着ても寒かった。絶対にシカゴとかには住めないわ。
アリとキリギリスでは、どちらかというとアリ派な私は、雪の日の前に、大量に食材を買い込んだので、しばらくこのまま引きこもって冬眠できそうです。
雪が降った日の一日を、ビデオに収めたのでリンクを張ります。
1、雪初日の出勤風景。
いつもの景色が幻想的になる。
2、同日の帰宅風景。
この日に限り友達の意見に流され違うルートで帰ったら案の定乗り換えバスは雪で走っていなかった。30分くらい−10℃の中立ち尽くし、ルートを変更して走るバスへとりあえず乗った時の風景。
3、同日、無事に帰還後、家の側はゲレンデと化していた。
若者がベッドや、ゴミ箱や、ショッピングカートや、雪車などで滑りまくる。
Sunday, November 21, 2010
Art 'n fArt 'n such
NTG個展展示作品の一つ。彼が歩道で鳥形に鳩の餌を施したアートをペインティングにて再現したもの。本物の鳩の餌が乗っている。 |
土曜に思ったこと。
JetLagが今頃襲って来て、すごい時間まで寝てしまって、一日を挽回するのが大変だった。私はどんなに昼寝をしても、だいたいいつも夜にはまた寝れてしまうので、遅く起きれば起きた分だけ、何かをする時間が少なくなってしまう。だから、最近では、お昼過ぎまで寝る、ということはしないようにしている。
今回の場合は、JetLagというよりは、明け方5時過ぎまで起きていたから、仕方ないか。なんでそんな時間まで起きていたかというと、シンタロと電話していたから。
彼とはかれこれ10年来の友達、この春からL.A.に住んでいて、日本でおなじみのROUND1のアメリカ第一号店の店長さん。すごく忙しそうだけど、開店後も盛況らしく、この先楽しみです。彼がいるL.A.とシアトルは時差無いけど、彼が仕事終わるのは朝の4時、ほんと頑張ってるわ。
電話の前は、仕事から帰った後、ひと風呂浴びて、夜10時半頃から、No Touching Groundというアーティスト名で活動してるLarsって言うここ5年来の友達の個展のOpening Receptionへ出かけて来ました。
No Touching Ground's "Catch & Release" artist reception ギャラリーの様子 Part 1
No Touching Ground's "Catch & Release" artist reception ギャラリーの様子 Part 2
この個展の前に収録されたインタビュー件ストリートパフォーマンスのビデオ by Judson Felder
LarsはFine Artの学士号持っていて、高校で美術の先生もしていた教育経験もあり、技術的にも知識的にも豊かな本格的アーティスト、頻繁に個展やグループ展などの活動をしている。夜はBanksyやShepard Faireyのように夜の街に出て、グラフィティで街を楽しくしてたりもするし、毎年夏には漁師としてアラスカに2〜3ヶ月サーモンを捕りに行く自然愛好家だ。
彼と友人アーティスト達がよく行う展示は、建て壊し予定の廃墟を乗っ取り、外も中もめちゃくちゃにグラフィティをしまくり、ストリートアートハウスを作り出すという事。過去に数回見に行ったけど、それはすごい迫力。アナーキーマーチングバンドや立体モダンアートの展示、パフォーマンスアーティストなども参加して、その中で舞踏なども演ざれる。
Larsとはアーティストの友達を通して知り合ったのかな。あまりアートとは関係ない出会いだったかも。4年ちょっと前に嵐で市内が停電したときにキャンドルが沢山ある友達の家に避難していたときに居た、そんな感じかな(笑)。そうして、シアトルのArt Sceneにいる彼と彼の親友のNKO(ニコ)を始め、面白い人々と友達になった。
最近、彼ともう一人の友達Juddという写真家と、Larsの作品集(グラフィティ中心+ペインティング+室内装飾)を出版しようと、3人で企画中。Larsのアートと、Juddが撮るアートの写真とを、私がデザインしてアートブックとして仕上げる。
仕事後の仕事としては、ずいぶん大きなプロジェクトなので、1年位はかかりそうだけど、私がシアトルに住んだ記念として、日本へ帰る前にこの土地に残せるモノを作りたいという気持ちで始めます。
そんな事を語った2010年シアトルの冬。
今日は日曜日、窓の外には雪が降り出した・・・。
カルメンと一緒にパチリ。 |
Friday, November 19, 2010
どんぐりについて
ついこないだ日吉の家に居る時、スーツケースを置かしてもらっていたパパの部屋(以前のピアノ部屋)で、綺麗なくるみを見つけた。
パパが、これは以前友達と山登りをした時に見つけたものだと言う。ちょっと欲しかったけど、あれはパパのだから我慢した。
実家からすぐそばにある金蔵寺の裏山は、私が調布市から越してきた10歳の頃は、もっとうっそうとしていて、タヌキも歩いていたの。本堂の左に裏山への入り口があって、そこから入り上がって行くと、昔防空壕だった洞窟がある。当時怖いもの見たさでキャーキャー言いながら、妹や友達とよく遊びに行った。
山を登り切ると、そこは日吉本町を見渡すちょっとした丘の上。小さな稲荷神社かなにかがあったっけ。その辺り一面に、カシの木や松が茂り、足元に丸いのや長いのや、色々なはどんぐりや松ぼっくりが落ちていたのをよく覚えている。
最近は、どんぐりや松ぼっくりを見つけるのがなかなか大変だし、夏だって、家の裏から蝉の鳴き声がいつからかしなくなった。
今思うと、防空壕が残っているなんて、あの裏山にも歴史があるな。もっとも、裏山という言葉自体、最近ではあまり耳にしなくなってきた。同じように、空き地という言葉もそうだ。小4まで住んでいた調布市緑が丘には、裏山や空き地が当時結構あって、虫かご虫網なんかを持っていてバッタなどをつかまえに行った。レンゲソウを摘んで、髪飾りなんかも作れてしまう器用な子供だったのよ。つくしなんかも生えていて、摘んでかえってママに煮てもらった記憶もある。懐かし。
裏山も空き地も、マンションやアパートなどが建設されて、少なくなってきているよね。ドラえもんののび太やジャイアンのように、空き地に野球をしに行くなんて発想は、ドラえもんがやってきた21世紀の都会に住む子供からはなかなか出てこない。
前回帰った時に、日吉駅から日吉本町へ向かう階段の下にある、滑り台とブランコと砂場くらいしかない小さな公園で、小学生の男の子二人がサッカーボールを蹴っていた。ちょっとでも間違うとすぐに窓ガラスを割ってしまうような場所。でも、道路は車が来て危ないので、そこしかないんだろう。こんなんじゃ、神成さんからゲンコツをおとされてしまう。なんだか子供が気の毒になった。
ゲームに没頭するのもムリは無いよな。遊び場は、裏山や空き地からモニターの中に変わってしまったのかな。
私は、将来は小民家をリノベして、少し都心から離れた所に住みたい、とココ数年思い続けている。
逗子、藤沢、鎌倉、茅ヶ崎あたりがよろしいかんじ。
上の写真はシアトルのアパートにて。どんぐりとか松ぼっくりとかそういうのが好き。
下の写真は新宿駅西口思い出横町にて。次回はこういう所に飲みに行きたい。
Tuesday, November 16, 2010
日吉に思いを寄せつつ
実家でお昼にラーメンを食べた13時間後には、すでにシアトルの土を踏んでいたのだから、まだ気持ちは太平洋辺りをふわふわしたまま昨日一日過ごし、今日から既に仕事。
日本→シアトルは、わずか8時間のフライト。アコーディオンとラップトップの入ったバックパックは、見た目以上に重く、空港移動中腰が砕けるかと思った。
成田へ到着した時はぐっちゃんが、そしてシアトルの空港へも友人が迎えにきてくれたので、本当にありがたかったです。この荷物に重量制限いっぱいのスーツケース2つは、普通にリ〜ム〜。(村田氏流)
久しぶりのシアトルの家は、なんか閑散としていて寂しい感じ。
人とネコが恋しい。一日中忙しないバタバタママによって終止途切れなく続く家中騒音に慣れてしまったので、シーンとしたシアトルの家が落ち着かないのです。
仕方なくクラシック音楽をかけつつ、荷物の取り出しに励む。時差ぼけ防止で昼寝は禁物なので、しばらく片付けに励み、くだけそうになった腰をほぐすために、お風呂をわかしてみた。クラシックをBGMに入るお風呂、日本のお風呂のように深くないし追い炊きも出来ないので、普段なかなか入れないけど、昨日は入れてみました。気持ちよかった。
お風呂の後のホカホカした睡魔に教われそうな時間は、L.A.に住むシンタロウ氏と電話してみた。彼と話すと元気になるわ。さすが、ポジティブの天才。考え込む質も励まされ、私も頑張っていこうと思った。
私は割と、不安や悩みを人に打ち明けたりしない性格だ。だから、いつもお調子者って思われやすい。でも一人で結構考えているんだよ、決断だって独断が多かったけど沢山下して来た。全部が正しい決断だったとは言わないし、やってみないとわからない事は人生で沢山ある訳で、やらないでじっとしているよりは、行動してから失敗する方が、スッキリはするし充実度が高い。人前で泣くのは嫌いだったしそんな実行派経験主義をモットーに今まで生きて来たけど、最近は、人の手や猫の手も借りて相談に乗ってもいいのかもしれないと思い始めた。少しづつ角が取れて来ている。
ま、そうこうして、日本出発日の朝から昨晩まで、38時間くらい起きっぱなしだったので、夜まで昼寝無しで持つかという心配も裏腹に、夜8時を過ぎたら目が冴えてきた。仕方なくビールをあけ、土産に持ち帰ったしお餅をほおばった。
11時くらいに寝るものの、寝ついた瞬間にママから電話・・・。
時差ぼけ対策をしたところで、こんなもんだよね。
今朝は、昨日帰ってきてすぐ購入したStomptown Coffeeの豆を挽いて、いつものように、フレンチプレスで淹れたコーヒーを片手に出社。
ここに居る間は、仕事頑張るぜよ。